
アート業界に学ぶ「価値の再発見」— 韓国・大邱アートフェアから見えた循環型ビジネスの未来
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先日、韓国の大邱で開催されたアートフェスティバルに参加させていただきました。
現地では多くのアトリエの方々やギャラリー関係者との出会いがあり、アートの世界から学ぶことの多い貴重な体験となりました。
アーティストたちとの出会いで感じたこと
大邱の街を歩きながら、様々なアトリエやギャラリーを訪問し、そこで働く方々とお話しする機会をいただきました。
言語の壁を越えて、作品に込められた想いや創作への情熱を共有する時間は、まさに文化の「循環」を実感する瞬間でした。
アーティストの皆さんが古い素材を新しい作品に生まれ変わらせる姿を見て、私たちSOLが日々取り組んでいる「モノの再生」と共通する美しさを感じました。
廃材から美しいオブジェを作り出すアーティスト、古い家具をアート作品として蘇らせる作家の方々——彼らの創作活動は、まさに「資源の循環」の芸術的表現でもありました。
国境を越えた「人と人との循環」
今回のアートフェスで特に印象深かったのは、国籍や文化背景を超えて、人と人とのつながりが生まれる瞬間でした。
アートという共通言語を通じて、韓国の作家の方々と自然な交流が生まれ、それぞれの活動や想いを共有することができました。
これは私たちSOLが大切にしている**「All for one, One for all」**の精神そのものです。
一人ひとりの創造性や情熱が集まることで、より大きな価値を生み出していく——その循環の美しさを、アートの現場で実感することができました。
「価値の再発見」という共通点
アートフェスを通じて気づいたのは、アーティストたちが日常の中で見過ごされがちなものに新たな価値を見出す姿勢です。
古い素材、忘れ去られた技法、一見無価値に思えるもの——それらに新しい命を吹き込み、人々に感動を与える作品に変える力。
これは、私たちが不用品回収・リユース事業で大切にしている視点と重なります。
お客様にとって「不要」になったものの中にも、まだまだ価値があり、誰かの役に立つ可能性がある。そんな「価値の再発見」という共通の使命を感じました。
持続可能な文化づくりへの示唆
今回の韓国訪問では、アートが地域コミュニティに根ざし、持続可能な文化の循環を生み出している様子も見ることができました。
- 地元の素材を使った作品づくり
- 地域の人々との協働
- 次世代への技術継承
これらすべてが、私たちが目指す「サステナブルな社会」の一つの形でもあります。
物質的な循環だけでなく、文化や技術、人のつながりの循環も、豊かな社会には欠かせない要素です。アートの力を通じて、そのことを改めて実感する旅となりました。
おわりに
韓国・大邱でのアートフェア参加は、私たちSOLの使命を新しい角度から見つめ直す貴重な機会となりました。
「資源と人の再生」という理念は、アートの世界でも、国際交流の場でも、形を変えながら息づいていることを発見できました。
これからも私たちは、モノと人の循環を通じて笑顔あふれる社会を目指していきます。
アーティストの皆さんから学んだ「価値を見出す眼差し」を大切に、日々の事業に取り組んでまいります。
今回お会いした韓国の皆様、本当にありがとうございました。文化の架け橋として、これからも交流を深めていけることを楽しみにしています。